5月30日
この日は平日ど真ん中にも関わらず、前週に休日出勤した代休となり、都合良く?休みとなっていた友人と、初めてとなる渓流へプチ遠征した。
ただし、天気予報はあまり良くなく、昼過ぎには雨の予報。
雨雲レーダーでは、前夜も付近を雷雲が通っていたが、時間的制約がない釣行なので、のんびりと朝6時に家を出発した。
自宅から30~40kmの道中、市街地を抜け、山間部の林道を抜け、コンビニで1日券を購入し、意外にも1時間半を要してしまい、それでも上流域にはほど遠い中流域の里川エリアから一先ず入渓することとした。
解禁前に放流があった事しか情報がない中、ファーストエリアは道沿いに見える“見た目”においしそうなエリアから。
魚は着くだろうけど、人目にも付き易く、プレッシャーも高いのか20分ほど釣り上がるが2人とも沈黙。
ルアーは自信と実績のある自作ミノー。
すると、2又に分かれた流れが再び合流した深みのあるポイントで、流芯にルアーを通していた所、バイトと共にロッドが絞り込まれる。
下流に走られるものの、無事にネットインしたファーストフィッシュは、
放流レインボー。
47RSミノー(ヤマメカラー)
その後も、同行者にバイトがあったが、乗せきれず、このエリアを見切った。
次のエリアは、そこから車で15分ほど上流のエリア。
周りの民家はほとんど無いが、川の幅はやや広めで2人で釣り上がっても、後攻者でも十分釣りになるほど。
梅雨入り前の新緑の中、きれいな水に立ち込めて気持ちがいい。
入渓直後から、小さなイワナがじゃれついてくるが、ヒットには持ち込めず。
先行していた同行者にもバイトするが、やはりサイズが小さく手前でぽろり。
ここの魚のアベレージは小さいのかと思っていた所、本流から分岐した流れの岩陰を通したミノーにバイトしたのは、ジャスト1尺のイワナ。
60Sミノー(フラッシングワカサギカラー)
ホームリバーにはない斑点模様をした魚体に目を引かれていた所、すぐ近くにいた同行者にも強烈バイト。
そして、ラインブレイク。
テストしてもらおうと渡していた同じ60Sミノーを持って行かれてしまったのと、いいサイズの魚であった事で、落胆模様。
写真真ん中のボサ下にてヒットとのこと。
その後も、後攻であったが47RSミノーや60Sミノーで、チェイスやバラシを繰り返し、何本かキャッチ。
60Sミノー(フラッシングワカサギカラー)
今回導入した60サイズのシンキングミノーは、この流域と30cm前後のサイズの魚にはベストマッチのようで、曇り空のローライトコンディションの下、水中でギラギラするフラッシングのアピールが良い。
先行していた同行者は、何やら負のオーラが立ち込めていたので、近づいて話しを聞いてみると本日2回目のラインブレイクとのこと。
そのほかに、チェイスやバラシと・・・
この時点で、既に4-0位の差がついていて、この日は、ブレイクとバラシのスパイラルから抜けだせないのではと、密かに思っていた。
そして、追いうちをかけるように予報より早めの降雨。
それでも、まだまだ10時を回った程で、さらに釣り上がって行くとようやく同行者もキャッチ成功。
ここから100m程の区間には、放流イワナが溜まっていたようで、チェイスが多く、釣りあげた個体も鰭がないものや、キズものが混ざる。
47RSミノー(ヤマメカラー) ・・・サイズが良いのに胸鰭がない。
結局、11時頃まで釣り上がったが車からかなり離れてしまったような気がしてきたので、一旦戻る事にした。
川の隣に沿っていた林道を20分歩いて車に到着。2時間近く釣り上がったが、意外にも近くにいたようだ。それだけ内容が濃かった。
今度は最上流の様子を見る為、車で一気に走ることに。
しかし、ダムを通過して、人気のない山奥まで来ると、前日の雨が影響しているのか、川には濁りが入っている。
確認の為、ロッドを持って河原へ行くと、なんと残雪まである。
ルアーを投げてみるも反応も無い為、早々に撤退し、濁りの影響がないダムより下流で最後の勝負をすることに。
先ほど釣りをしたエリアまで戻ると、付近には2人組みの釣り人の影があり、ここを諦め、さらに下るとまたまた2人組みの釣り人。
ホームリバーの朝練では、ほぼバッティングをしないのだが、平日にも関わらず人気フィールドなのだろうか。
結局、朝一にニジマスを釣ったエリアより少し上流より、昼飯も食べずに釣りを再開。
そして、流れが変わったのか、先行していた同行者に強烈バイト!
ロッドが弧を描き、緩いプール状の中を泳ぐ魚に引きこまれている。
今回はしっかりとネットインしたのは、今回の最大魚のイワナ34cm。
しかし、シングルバーブレスの片方のフックがエラにかかってしまい、介抱虚しく息絶えてしまったようで、1匹だけ持ち帰ることとなった。
雨天で活性が高いのか、エリアが当たったのか、その後の反応はすこぶる良くて、表層近くまでミノーを喰いに上がって来て、反転バイトをするほどに。
ただし、リリース前提のシングルフックの為か、フッキング率が悪く、なかなかヒットまで持ち込めず。
それでも、14時半位まで釣り上がって、何本かキャッチに成功。
60Sミノー(グリーンバッグ)
2人の釣果は、尺上2本を含む、アベレージサイズ20㎝台後半を15本キャッチし、バラシた数はその倍くらい・・・となった。
雨降りの中、気温20℃以下、水温13℃で、ウェットスタイル×上半身レインスーツだったので、冷え切った身体を近くの温泉が温めてくれて、充実した休暇となった。
そして、今回6本持ち込んでいた60サイズミノーは、強度不足によって2本のリップがもげてしまうと言う結果。
近々、改良版の制作に取り掛かって行きたい程、活躍してくれた。