出撃のチャンス
日本海での短いアオリシーズンの終わりが近づいている。
先シーズンは9~10月にはほぼ毎週釣りが出来ていたが、今シーズンは天候や海況、仕事や用事や体調が噛み合わず、ほとんど釣りに行けていない。
3号サイズから次の3.5号に取り掛かっていたエギ制作も、釣りに行けない以上、作るモチベーションが上がらず、スローペースとなっていた。
角材から糸のこを使って、切り出したところ。
下地テープ貼り後
ちょこちょこと、時間を作って作り上げた末、まあまあの完成度(見た目)となったか。
自作エギ 3.5号完成品
11月入ってからは1週目に急な冷え込みがあったが、その後は平年並みの寒さと言った所。
そして下旬になり世間で3連休の中、仕事は繁忙期を迎え日曜休みのみ。
その一方で、海は穏やか、天候も安定、そして大潮満月。釣り人によるプレッシャーはあるかもしれないが、連休ド真ん中の24日夜なら釣りに行ける。
そして、海水温もここ3年の中では最も高い。
参照元:気象庁平均海面水温より引用/編集(11月24日の左図から2018年、2017年、2016年の順)
急遽、24日早朝に段どりをして、道具一式を車に詰め込んでから会社へ出勤した。
普段以上に効率重視で仕事を済ませ、いざ海へ。
予想を超えてエギンガー多し
仕事後の、一人旅と言っても良い。
狙うポイントはこの時期に実績の高い、ただ1ヶ所のみ。
そこは、自宅から160kmの彼方で、オール高速費を掛けれるほどの金銭的余裕はない為、なるべく下道で軽自動車25km/ℓ燃費でエコ運転。
3時間ほどかけて、到着した某漁港には、とっくに夕マズメが終わり、帰りかけている人の姿もあった。
しかし、予想に反して駐車している車が多い。
さっと、準備を済ませて堤防から見渡す(暗いので人の気配を感じとる)と、50mほどのポイントに4~5人の釣り人、しかも全員エギンガーと思われる。
釣り座がないかと諦めつつ、突堤の先端を目指すと運よく空いていた。先ほど帰った人と入れ違いに入れたのか、ラッキーであった。
道中、堤防には新鮮な?墨痕もびっしり残っており、微風/凪で釣れる気配マンマンの中、スタート。
初めから自作エギ3.5号を付けて、9ft3inchのロングロッドでフルキャスト!
潮流はほとんど無いようで、30カウントせずにボトム着定。
時折、枯れた海藻を感じつつ、ボトムを意識した釣り。
すぐにヒットする事もなく、先に入っていた人たちが、1人また1人と帰って行く。
そんな中、海藻に引っ掛けてロングステイをしていたエギがヌ―ッと重くなる。
フッキングをするとロッドにずっしりと重みが乗り、慎重に寄せるが、イカ特有のグイーンという引きがなく、水面に出た時に外れてしまった。
恐らくタコか・・・
その後は場所を変えながら釣り続けるも何も起きず、一旦休むことに。
時合いまでの間のアジング
ここぞ!のポイントで心中するつもりで3時間以上かけて来たので、休むと言っても場所を休める為に、港内でアジングに徹する。
常夜灯もあるし、楽勝におかずgetと思いきや、なかなか釣れない。
基本1gのジグ単からスタートするが、反応が無い為にどんどんウェイトを軽くしていく。
0.4gまで軽くして、表層~中層をスイミングさせていた所で、バイト集中。
ただし、サイズが豆すぎるようで掛けても、キャッチまでは至らない。
何度か、バラシてからようやくキャッチしたのは、10㎝未満のサイズ。
1時間ほどしてから、再びエギング再開した。
時合い到来
アジ竿→エギ竿に持ち替えて、エギンガーがいなくなったこのエリアの1級ポイントに立ち、エギングを再開する。
先ほどと違い、潮は左から右へ流れており、若干のうねりが入り、風も少し吹き始めていた。
気持ちも新たに釣り始めた数投目。
自作3.5号エギをフルキャストして、ボトムまで沈め、小さなシャクリを2回して、テンションフォールをさせてからボトムタッチを感じ、ロングポーズをとっていると、ヌ~っと重くなる先ほどと同じ引き。
合わせを入れると、海藻のような重みを感じながら寄せられる。
やはり、ギュンギュン引くような感じは無かったが、足元に寄せたのは紛れもなくアオリイカ。
(さっきのバラシもイカだったのか??)
しっかりとランディングネットは持参していたが、出番はなく、抜き上げた所、20㎝をやや欠けるサイズ。
久しぶりだった釣果に喜びながら、〆たイカをクーラーに収納して、2匹目を狙う。
そしてまた数投目に、同じ釣り方でヒット。
今度は少し小さいかなと、抜き上げた所、こちらはタコ。。。
そして、その後は反応なし。
短い時合いは終わってしまったようだったが、この終盤の時期に自作エギで釣果があった事は素直にうれしいことであった。
さらに、車中泊して朝マズメまでやって帰ろうかと思ったが、予報では風が強くなるとのことだったので、そのまま帰路につくことにした。
帰りは、奮発してオール高速道。
半分の時間で無時に到着となった。