渓流の朝練スタイル
家庭の事情から、普段の渓流釣行は朝の4時や5時から8時までの短時間朝練釣行に限られる。しかし、この時期、日の出の時間帯に入渓しても、水温が下がり切った時間にルアーを追う魚などいない。
数年間、朝一の釣れない釣行を経験してから、ゴールデンウィークあたりまでの朝練は止め、もっぱらルアー作りに専念している。
そのおかげで、今年は既に50個以上も作り溜めする事ができた。
前回の源流釣行で感触の良かったバイブレーション・ミノーのフッキング率を上げるべく、よりコンパクト設計で重量はほとんど変わらないものを追加制作した。
サイズは38㎜→35㎜に落とし、ウェイトは2gと変わらない。
そして、課題となっていた強度。
これも、セルロースどぶ漬けを通常の3倍行って、保護膜を厚くしてみた。
今日の仕事は、稀にある昼からの出勤。
天気予報は雨であったが、かろうじて天気がもっていたので、のんびりと9時~11時のテスト釣行に出かけてみた。
ホーム源流での釣り
普段から釣り人に合う事はない、ホームリバー。
今日も釣り人らしき、車はない。
それでも、よりプレッシャーの低そうな場所を選んで入渓した。
今日はnewルアー『バイブ×ミノー35㎜』のチャートのみで耐久性もテストする。
早々にプール状の淀みでルアーを追う影を目視したが、それ以降は全く反応がない。
気温は10℃。水温は5.5℃と、前日まで20℃近くまで上昇していたことを考えると気温とともに水温も下がってしまったか。
結局、反応が得られないまま1時間。
前回の入渓点まで来てしまったので、場所を変えることにした。
反応が悪いので再入渓
車で500mほど移動し、やや下流から再入渓。
やはり反応はないが、水温は6℃台に上昇してきた。
時折、本流脇の水溜りでアクションチェックしながら進んでいた所、全く水の動きがなさそうな水溜りにある岩下からチェイスがあった。
こんな奥深くにいるようなら、厳しいか・・・
と思いつつ、落ち込みの見えない岩の下を誘うようにイメージしてルアーを細かくボトムバンプさせて、アピールする。
すると、ようやくヒット!
前回のバラシイメージがあったので、速攻引き上げるとキレイなヤマメ。
15㎝UPだったが、ここの源流のアベレージサイズ。
上あごにパーフェクトフッキンしていた。
その後は、チェイスもなく、タイムアップとなった。
最後に、この日2時間近く同じルアーで釣りをしていたが、ヘッドの損傷は無く、強度が上がっていることを確認できた。
もうしばらく、使ってみて耐久性やバランスなんかを詰めて行きたい。