ウッド製ハンドメイド・ルアーケースの制作工程を紹介

普段の渓流釣行 ー 特に、短時間の朝練で使うルアーの数は多くて5つほど

地形を把握している地元の源流域なら1ヵ所に固執せず、次々とポイント移動し、結果的に1個のルアーしか使わなかったなんてことも。

遠征先の初めて入るフィールドであるなら、河川規模や釣れてくる魚のサイズが分からないので、多くのルアーを持ち歩くが、いつもの朝練ならばそんな必要はない。

普段はプラスチックケースに入れて持ち歩いているが、

朝練専用に木製のルアーケースを自作してみたので、作り方を紹介します。

材料費は752円

改めて計算してみると、材料費が意外とかかっていた。

プラケースならいくつか買えてしまうが、ウッド製だし、オリジナル品ということで。。。

設計図を起こす事も無く、大体の大きさだけをイメージしてホームセンターの木材コーナーへ。

目指すは、6㎝ミノーが5個入る仕切り付きのボックス

購入した木材は、

蓋板と底板用に、アガチス材 5×90×600㎜ ¥328

ケース枠用に、ヒノキ材 900×10×15㎜   ¥148

仕切り用に、ヒノキ材 900×5×15㎜            ¥60

これで、2個分は作れるハズ。

続いてフタを留める部品として、

丁番¥108

6㎜マグネット¥108(こちらは100円ショップ)

以上を購入し、

工具やら溶剤関係は、自宅にあるものを使用する事として、準備完了

木材の切り出し~塗装

材料を揃えてから、いよいよ加工。

まずは、イメージする大きさにカットする。

のこぎりでも問題ないが、せっかく便利な道具があるので時短作業。

電動糸のこ盤を使って、あっという間に切り出し。

切断面が曲がっていたり、バリがあるので、その後は仮組して大きさを確認しながらひたすらヤスリがけ

手動紙ヤスリに変わる便利な道具は、うちにはない。

ここの微調整が一番手間のかかったポイントであったが、その分愛着が沸いてくる。

そして、見た目を決める塗装。バラシた状態でパーツ毎に行った。

まずは、木目を際立たせる和信の木彫オイル

乾燥時間を取って2度塗り。

1度目からフタ&底板のアガチス材の色目が濃くなり、いい雰囲気に。

説明書の通り、1週間程乾燥させてから透明ニスを塗って、防水対策を行う。

組み立て~完成

ニスを塗ってからしっかり乾燥をさせた後、

底板に外枠を付ける。

ヒノキ材の向きと位置を確認してから、木工用ボンドで接着。

次に、機能面(開閉)に影響するフタの取り付け作業。

まずは、丁番を外枠に固定。(位置が重要であるが、左右でわずかに曲がってしまった。)

そして、フタがきっちりと閉まるように、マグネットの入る穴と丁番の厚み分をドリルや彫刻刀で丁寧に削る。

マグネットが当たる側にも鉄板(配線留めに使う鉄製ホルダーを加工したもの)の厚み分の溝を掘っておく。

そして、それぞれのパーツを2液性のエポキシ接着剤で本体へ固定。

中仕切り4枚分も木工用ボンドで固定したら、

完成。

丁番が僅かに曲がって付けてしまった分、開閉時にやや重いフタ。

全て自作のミノーで、60㎜と47㎜サイズが5個。

1つのスペースに2個ずつ入れても、無理せず10個は入る。

自作ルアーに自作ボックスで、次回の釣行が楽しみです。

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