2020年3月7日(土曜)
海況と天候を見て、この日なら何とか釣りになる。
それまでの平日、天気予報とにらめっこして、金曜夜釣行は波が高く厳しそうだったので、土曜に変更。
数日間荒れ続いた海は、沿岸部の濁りをどこまで引きずるか気掛かりであり、
土曜の夜も明け方にかけて波が落ち着く予報であったので、そこを考慮したポイント選択をした。
一方、平日の′朝活’では、メバル専用のミノーを仕込んでいた。
これは、通常の渓流用の47㎜フローティングミノーのフォルムで、ホタルイカパターンを想定したカラーリングと、トリプルフックでバランスをとり、いつもの2倍のコーティングを行ったソルト仕様のハンドメイド品。
半分はテスト用として、友人に渡し、カラーの異なる3ケを実践投入する。
うねり・濁りの状況は・・・
ファーストポイントは、やや濁りの影響を受けるエリア。
ただし、過去の実績があったので、様子見がてら立ち寄ってみた。
案の定、濁りがキツく、少しキャストしてみるも、早々に見切った。
次は、前回の釣行時に、良い反応をしたポイント。
濁りはややましであったが、テトラ帯へ打ち付けてくる波が強く、
時折しぶきもかかりそうな状況。
実績エリアだけに、慎重に探るも外海側は釣りづらい。
それでも、ミノー系プラグを中心に、ほとんどを自作ルアーでローテーションして、ハードルアーオンリーで攻める。
そんな中、テトラ内側でゴミ溜まりの際を通してた同行者が、1本目を上げる。
25㎝前後のメバルで、超ショートバイトだったらしく、フックもテールのみであった。
バイトは何度かあったようだが、ここのポイントはその一本止まりであった。
次に移動したのは、沖に離岸堤があり、波をブロックしてくるエリア。
しかし、ここにも時折大きな波が入ってくる。濁りも強く、早々に移動。
この状況では、先ほど釣果のあったポイントで、タイミングを合わせるのが賢明と判断。
引き返すことにした。
潮止まりのタイミングであった事と、明け方にかけて波が落ち着く予報から、ここは一端仮眠。
朝マズメ1時間前からのチャンス
起床後テトラを渡るが、夜中より波高が低くなっており、外海側をじっくりと攻められる状況となっていた。
スローフォールするオリジナルミノーをデッドスローで棒引きし、時折ストップを入れて、喰わせの間を作る。
恐らく20mほどキャストし、ノーカウントで巻き始めているので、ゆっくり沈みながら最深潜行部で1mほどだろうか。
テトラ帯から斜め45°にキャストしていた時に、フッと触れたようなバイト。
ファーストバイトであったが、しっかりとスウィープフッキングが決まり、暗い中での足下テトラをかわして、無事にランディング。
ターゲットの23cmほどのメバル。
Armton Minnow 47mm(slowsinking)
テールフックだけが刺さっていて、この日のタフコンディションさが予期できる。
さらに、続けとばかりに釣り開始。
ルアーを替え、立ち位置を変えて、ロッドティップに神経を注ぐ。
連チャンにはならなかったものの、デッドスローに引いていたルアーをストップさせた瞬間。
ティップの僅かな違和感を感じ、フッキング。
しかし、しっかりとティップに重量感が伝わり、追い合わせを入れる。
先ほどの引きより強く、隠れ根にラインが擦られるのを感じつつ、ようやくランディング。
引きの感じより大きくなかったが25cmをかけるサイズのメバル。
Armton Minnow 47mm(slowsinking)
こちらもテールフック1本だけだった。
その後は、同行者がすぐに1本を追加しただけで、アタリもなく終了時間となった。
明け方には大分、波が落ち着いたが、この日の釣果情報はやはりあまり釣れていないようで、厳しい状況の中で自作ミノーでキャッチした2本にはとても価値があった。